2010年5月24日月曜日

自転車の奇跡

ガソリンの持つエネルギーを100とした場合、
それを燃やして走る自動車が動力として
取り出せるのは10~15に過ぎない。
エネルギーのほとんどが内燃機関での出力損失、
複雑なギア機構での摩擦損失などで失われており、
燃費がいいと言われるハイブリッドカーでも
最終的なエネルギー変換効率は、
たかだか 15~20%だという。
ハイテクの塊である自動車とは、実は恐ろしいほど非効率的な乗り物。
では、自転車の場合は?人間が出力系の一環を担っている自転車と
いう乗り物のエネルギー変換効率を考えようとすると、
食物を摂取する過程の 「生体効率」 から計算に入れなければならなくなり
(筋肉のエネルギー変換効率は60%に達するらしい)、
それに加えて、ペダルへ入力したエネルギーがリヤタイヤを
介して路面へどれだけ伝わるかという、自転車という機械の 「駆動効率」 を
考えなければならなくなる。
一説によると、ロードバイクの駆動効率は90%を軽く超えるのだとか。
それらが掛け合わされたとき、クルマや歩行に比べて
エネルギー効率が5倍も良い
(自転車が移動するのに必要なエネルギーは、クルマや人の5分の1)
という 「自転車の奇跡」 が見えてくる。
この地球上で最も効率の良い乗り物だと言われる所以である。

7 件のコメント:

  1. 勉強になりました!ありがとう。ちなみに情報元は何処ですか?

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  2. 忘れました、ネットの流用

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  3. ココでした。(^^)
    http://www.cyclestyle.net/impression/vol_42.html

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  4. 河内のオッサン2010年5月24日 21:06

    そんな効率ならば 
    私、いつかはプリウスと思ってましたが、やめときます。(^_^)/

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  5. 高々0.2馬力ほどの人間が原付より速いスピードで走れるなんて奇跡の乗り物と言っても過言ではないですよね。

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  6. 0.2PSほどしか無い人間が原付を超えるスピードで走れるのですから奇跡の乗り物と言っても過言ではないですよね。

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  7. りゅう吉さんへ>
    そうでした、教えてもらったところでしたね。
    メモってたのを見て、これ何と思ってそのままでした。
    デヘヘヘ

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